2014年12月16日

料理上手は培養上手!?

こんにちは、培養士Bです。


 
”男性の心をつかむなら胃袋をつかめ”とは昔からよく言われていた言葉です。
女性アナウンサーなどによる料理王を決める番組はとても人気があったようですね。


その対極に位置する”メシまず嫁”というものも一時話題になりました。
その名のとおり、お料理が苦手な奥様のことのようです。


そんな”メシまず嫁”が培養したらどうなるのだろう?と職業柄考えてしまいました。
今日は培養士の観点でこの"メシまず嫁”について分析したいと思います。


”メシまず嫁”の料理の仕方には色々と問題があるようです。

1.レシピ通りにつくらない
細胞培養に関して考えてみると、細胞培養の作業手順書どおりに行なわないということになります。
どの工程にも意味があり、理由があります。これを守らないと細胞が死んでしまったり、弱ったり、増殖しなくなったりと様々な問題が出てきます。


 
2.分量どおりに調味料を加えない
細胞培養で使用する試薬などは、濃度、量によっては細胞の害となります。


 
3.定番にないオリジナル材料を使う
細胞には色々種類があります。細胞を培養する培地には、その細胞にあった成分、量があります。オリジナルで違う培地を使ってしまったり、他の試薬を混ぜてみたりすると、大変なことになります。


 
4.下ごしらえをしない。
細胞培養でいうと下準備にあたります。細胞を解凍するときは37℃で温めて解凍します。解凍はスピーディーに行なうのが鉄則です。細胞を温める温度が準備できていなかったり、細胞を増やすためのフラスコ・培地などが準備できていなかったりしたら、細胞は増えませんし、死んでしまう可能性もあります。


 
5.妙な自信がある
何事でもそうなのかもしれませんが、過信や慢心はよくありません。


 
6.そもそも料理が好きじゃない
”好きこそ物の上手なれ”という言葉があります。
色々な培養士を見てきましたが、やはり細胞培養が好きという方は上達が早いです。

これらの逆が料理上手ということなので、培養も上手なのでは・・・。という結論にいたりました。
お料理上手な方は、培養士に向いているかもしれませんよ(^^)



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posted by JYC STAFFS at 13:45| 東京 ☔| Comment(0) | クリニックスタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月08日

現状維持ってすごいんです

こんにちは、培養士Bです。



当クリニックの治療は、患者様ご自身の細胞を使って肌の改善、現状維持やスローエイジングをもたらすものです。
改善といっても、しわを全部消して、10代のようなつるつるお肌にするなんてことはできません。
多くの方は現状維持だけでは満足できない、しわを消したいという方が多いと思います。



ただの現状維持と侮られますが、現状維持というだけで私はすごいと思っています。
この世の物質の中に、変わらぬまま現状維持しつづけるものが一体いくつあるでしょうか?
冷凍や真空といった特殊な保存をしないかぎり、食べ物は腐っていきますし、物であっても経年劣化により傷んでいきます。



以前、この治療の効果を感じなかった、変化がみられなかったということで、途中で細胞保管をやめてしまった方がいらっしゃいました。
しかし、1年以上経ってからもう一度皮膚採取をしたいとご来院されました。
というのも、治療当初は変化がみられなかったが、時間が経って周りがどんどん老けていく中、自分は現状維持が出来たことが嬉しかった、若返った気持ちになったとのことでした。



自分にとっては現状維持でも、周りに変化があると若返った気持ちになるんですね。

”芸能人 劣化”で検索される画像の中には、本人と思えないほど、様変わりしてしまった芸能人が多く見受けられます。
何より私も、年々しわが出てきて、現状維持やスローエイジングできていない人間のひとりです。



芸能人の方々はより多くの人に見られる職業ですので、肌やスタイルに人一倍気を使っているでしょうし、投資もしていると思います。
そういった方々でも、現状維持やスローエイジングは難しいようです。



”しわを消す”とうたったものは多々あります。注入したり、糸で引っ張りあげたり、皮ごとひっぱったりと様々です。
確かにこれらの方法で、しわは目立たなくなると思います。しかし、注入したまわりに新たなしわができたり、引っ張られていない他の部分にしわがよったり、時間の経過と共にまたしわがよってくる・・・といったことがおきる可能性もあります。


これらのことを考えると、やはりこの治療が今現在一番安全だなと感じます。
世の中にうまい話というものは中々ないものです。過度な期待をさせる広告や効果をうたったものには十分気をつけてくださいね。




posted by JYC STAFFS at 10:03| 東京 ☁| Comment(0) | クリニックスタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

バカになるウィルス!?

こんにちは、培養士Bです。



最近、フジテレビの特ダネで”バカになるウィルス発見”というニュースを見ました。
このニュースをみた方は私も実は感染しているのかも・・・と思ったのではないでしょうか?
私も小さい頃、池などで遊んでいたので感染しているのでは?なんて思ってしまいました。



というのも、今回発見されたバカになるウィルス”ATCV-1”は、世界中の池や湖で生息していて、緑藻に感染増殖するDNAウィルスとして知られています。
人に感染しないと考えられていたそうですが、アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のロバート・ヨーケン教授によって、感染すると視覚処理や空間認識などの認知能力に影響を与えるということがわかったそうです。



↓ATCV-1ウィルス
頭が悪くなるウィルスが発見される! 気づかず感染している可能性も



他の目的で喉のDNAを採取した際、バカになるウィルス”ATCV-1”を偶然見つけたそうです。
今回の発見に使われたデーターは92人でそのうちの40人が感染していました。
約45%近くになりますので、多くの感染者がいることになります。



では、実際どの様なことをしたかというと

・注意の範囲を測定するテスト
・視覚的な処理の中で脳の正確さおよび速度を測定することを目指したテスト



その結果、ウィルス保持者のほうが非保持者より平均7−9ポイント低い結果が出たそうです。
ちなみに、研究に協力した92名は、精神疾患か重大な肉体的病気のない成人とのことですので、腱鞘炎でうまくテストができなかったとかパニックになってテストができなかった、ということはないようです。


この結果だけですと、ATCVウィルスに感染したからテストのスコアが悪くなったとは言えず、ATCVウィルスに感染した人がたまたまテストのスコアが悪かっただけかもしれません。



そこで、9-11週齢マウスの腸管にATCVウィルスを注入して変化があるか検証です。
その結果、マウスを迷路に入れたが、脱出するのに時間が長くかかったり、新しい障害物に注意を払わなかったり、新しい入り口に気づかなかったりと感染後に明らかな変化が見られたそうです。



その他に、ATCVウィルスが海馬内に入り記憶形成、学習およびシナプス可塑性(学習とメモリの重要な基礎)に関係のある遺伝子の発現に変化をもたらしました。



感染経路も不明ですし、これからまだまだ研究を続けていくようです。
このニュースをみた方々の反応は


・私がバカなのはこのウィルスのせい
・ある日を境にバカになった気がする
・俺はバカではなく患者
etc...



ちょっとしたネタとして扱っている方が大半のようです。
実際、データ数が92件と少ないですし、気長に研究の進捗を見守ったほうがよさそうですね。






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posted by JYC STAFFS at 13:41| 東京 ☀| Comment(0) | クリニックスタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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