2014年09月20日

培養作業の話@

こんにちは、培養士Bです。


毎日培養をしていると、単調な作業に慣れてしまって緊張感なんてないのでは?
と思われがちですが、そんなことはありません。




皮膚採取をしてから遅くとも3日以内で細胞が皮膚片から出始めるため、皮膚採取翌日、翌々日などはとても緊張します。



以前他のクリニックで起きたトラブルですが、
皮膚を真皮と表皮に分ける際、細胞を痛めてしまい5日たっても皮膚片から細胞が出てこなかったことがあったそうです。
その後培養を継続しても、状態のいい細胞ではなかったという話を聞いたことがあります。



私はそういったトラブルの経験はありませんが、上記のような事例もあるようですので油断は禁物です。


最近、私の担当になった患者様がいます。皮膚採取後緊張の面持ちで観察すると、2日目で細胞が出始めました。



採取後1週間目の写真↓
図.png



これで安心してはいけません。
細胞をはがす際に細胞が傷ついてしまったら・・・
増殖の途中で細胞の状態が悪くなったら・・・
解凍した細胞が起きなかったら・・・


など、考えられることは沢山あります。


作業中の汚染のリスク、細胞の様子などを考えると何年経っても緊張感は無くなりません。
患者様の細胞を大切に扱うためにも、初心を忘れることなく日々作業しております。
皆様、どうぞご安心ください。


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posted by JYC STAFFS at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | 細胞のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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