2014年08月08日

看護師Aさんの細胞 

こんにちは、培養士Bです。


 
以前、友人から細胞培養ばかりやっていて、飽きない?と聞かれたことがあります。
正直に言います。飽きません。


単調な作業の繰り返しと思うと飽きてしまうかもしれませんが、細胞の状態やキャラクター(特徴)を考えて作業することは、私にとっては単調な作業ではないのです。


 
皆様、信じられないかもしれませんが、細胞ひとつひとつに個性やキャラクターがあります。
先日皮膚採取をした看護師Aさんの細胞は、一言でいうなら”食いしん坊細胞”です。


看護師Aさんの細胞は通常の人より多くご飯(血液の成分)をほしがります。
継代して2,3日目あたりから、Aさん細胞が”ご飯が足りない・・・お腹すいた〜”と言ってきました。


 
そこで通常の人より多めにご飯をあげると、なんと普通の人の1.5倍の細胞数に増えました。
看護師Aさんの細胞はご飯さえあげれば、人並み以上に頑張るタイプです。
そして、最初にご飯さえ与えておけばとてもいい子にしているという特徴をもっています。

細胞によってはご飯はほしいのだけれど、途中で欲しい。最初からご飯多めに入れないでね、といった子もいます。


 
培養士Bの細胞はどのような子だったかというと、”普通の子”でした。
ご飯を途中で欲しがるわけでもなく、これといった特徴がないごくごく普通な子です。
ちなみに、私の上司の細胞はというと”元気な子”で、増殖率がとても高いという特徴を持っていました。


 
私と上司は一回り近く歳の差がありますが、やはり年齢は関係ないなと実感します。


 
こんな風に聞くと、細胞培養も面白いなと思いませんか?
当クリニックでは細胞培養は担当制をとっております。
単調な流れ作業ではなく、細胞の個別に合わせたアプローチでより良い細胞培養を心がけております。


看護師Aさんの細胞
T-75_1F_3H.jpg


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posted by JYC STAFFS at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | 細胞のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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